皆さん、スーパーで食品を買うとき、栄養成分表示をチェックしますか?カロリーやたんぱく質、炭水化物、食塩相当量など、健康を意識する人にとっては欠かせない情報ですよね。この便利な食品の栄養成分表示ですが、実は日本と欧米の食品パッケージでは、大きな違いがあります… それは、日本では見かけない「ビタミンD」の表示があるんです!今回は、日本ではなぜビタミンDの栄養表示が少ないのか、欧米ではどのように表示されているのか、そしてビタミンDが私たちの健康にどれだけ重要なのかを楽しく解説していきます!INDEXそもそもビタミンDって何?ビタミンDは健康には欠かせない重要な栄養素!ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けて骨や歯の健康を維持する栄養素として有名ですが、実はそれだけではありません!免疫機能をサポートし、筋肉の働きを助け、さらには心臓病や糖尿病、がんのリスクを低減する可能性も指摘されているのです!ビタミンDは日光を浴びることで体内で合成されるため、「太陽のビタミン」とも呼ばれています。(参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)日本人はビタミンD不足!?私たちにとって大切な栄養素であるビタミンDですが、現代の日本人は日焼け(紫外線)を極端に避ける傾向があるために日光をあまり浴びなかったり、屋内で過ごす時間が長くなったりして、ビタミンD不足が問題視されるようになりました。東京慈恵会医科大学の越智小枝教授・斎藤充教授らは、2019年4月から2020年3月までの期間に東京都内で健康診断を受けた5,518人を対象に調査を実施。その結果、なんと98%がビタミンD不足に該当していたことを明らかにしました。そんな背景もあり、現在ではビタミンDの積極的な摂取が推奨されているのです。2023年6月12日 大学ジャーナルオンライン「98%の日本人がビタミンD不足、東京慈恵会医科大学が国内初の基準値公表」https://univ-journal.jp/229304/?cn-reloaded=1欧米ではなぜビタミンD表示が当たり前なの?欧米では、ビタミンDは重要な栄養素の一つとして広く認識されています。特にアメリカやカナダでは、食品の栄養表示義務の中にビタミンDが含まれており、多くの食品パッケージで「Vitamin D ○μg(または IU)」と明記されているのです!欧米ではビタミンDが「みんなにとって欠かせない栄養素」として認識されており、消費者がどれくらい摂取しているのかを把握しやすい環境が整えられているます。アメリカの場合アメリカ食品医薬品局(FDA)は、2016年に栄養成分表示の改正規程を公表し、ビタミンDは必須の表示項目となりました。これにより、包装された食品(米国農務省(USDA)が管轄する肉類などを除く)には、ビタミンDの含有量を表示することが義務付けられています。カナダの場合カナダ政府は、牛乳、山羊乳、マーガリンへのビタミンD強化を許可しています。これにより、これらの食品はビタミンDの重要な供給源となり、消費者は食品表示を通じてビタミンDの含有量を確認できます。ヨーロッパの場合EUでは、食品の栄養表示に関する規則(Regulation (EU) No 1169/2011)に基づき、ビタミンDを含む栄養成分の表示が義務付けられています。特に、北ヨーロッパなど日照時間が短い地域では、ビタミンD強化食品が広く普及しており、表示もより強調される傾向があります。日本ではなぜビタミンD表示が少ないの?一方、日本ではどうでしょうか?スーパーで食品パッケージを見ても、ビタミンDの表示はほとんど見かけませんよね。その理由はいくつか考えられます。日本の栄養表示基準日本の食品表示基準では、必須の栄養成分としてエネルギーやたんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量などが定められています。しかし、ビタミンDの表示は義務付けられていません。そのため、メーカーも積極的に記載する必要がないのです。参考:消費者庁「食品表示法」日本の食文化とビタミンD日本では、伝統的に魚やキノコ類をよく食べる食文化が根付いています。特にサケ、サバ、シイタケなどにはビタミンDが多く含まれており、「意識しなくてもある程度摂取できているはず?」という考え方があるのかもしれません。参考:農林水産省「食品成分データベース」ビタミンD不足の認識の違い欧米ではビタミンD不足が国民的な課題として取り上げられていますが、日本ではそこまで深刻視されていない傾向があります。そのため、食品メーカーも「わざわざ表示する必要がない」と判断している可能性があります。でも、日本人もビタミンD不足!!「日本人は魚を食べるから大丈夫だよ!」と思っている方も多いかもしれませんが、実は日本人の多くはビタミンD不足であるといわれています。なぜ私たちはビタミンD不足に陥ってしまったのでしょうか…食生活の変化伝統的な日本食には、ビタミンDが豊富な魚やきのこ類が多く含まれていました。しかし、食生活の欧米化により、これらの食品を摂取する機会が減っています。特に、若い世代では魚離れが進んでおり、ビタミンD不足が深刻化しています。日光を浴びる機会の減少ビタミンDは、皮膚が紫外線を浴びることで体内で生成されます。しかし、現代人の多くは、オフィスワークや外出の減少などにより、日光を浴びる時間が不足しがちです。また、日焼け止めや日傘の使用も、紫外線によるビタミンD生成を妨げる要因となります。こうした理由から、日本でもビタミンDが不足しがちになっているのです!!驚くべき結果!日本人の98%がビタミンD不足、その理由と対策: https://naruoseikei.com/blog/2024/12/vitamindjapanese.html98%の日本人が「ビタミン D 不足」に該当 - 学校法人慈恵大学: [https://www.jikei.ac.jp/news/pdf/pressrelease20230605.pdf](https://www.jikei.ac.jp/news/pdf/pressrelease20230605.pdf)最後にいかがでしたか?日本ではまだあまり見かけないビタミンDの栄養表示ですが、欧米ではすでに当たり前になっています。その背景には、国ごとの食文化や栄養基準の違いがあります。しかし、現代のライフスタイルの変化により、日本人もビタミンD不足に注意する必要がありそうです。これからは食品を選ぶ際に「この食品にビタミンDは含まれているかな?」と意識してみるのも良いかもしれませんね。健康的な生活を送るために、ビタミンDの摂取を意識してみましょう!