「今年もやっぱり食べてしまった…」 お正月、こたつでミカンにお餅、最高に幸せな時間でしたよね。でも、ふと鏡を見たときや、仕事始めのスーツに袖を通した瞬間に襲ってくる「正月太り」の現実。「よし、明日からサラダ生活だ!」「ジムに行こう!」と意気込むその前に、ちょっと待って。 実は、冬のダイエットが失敗しやすい大きな原因は、「太陽不足」にあるかもしれないって知っていましたか?今回は、意外と知られていない「ビタミンD」と「ダイエット」の関係、そして痩せ体質を作るための「太陽」との付き合い方について解説します。なぜ冬のダイエットは失敗しやすい?「魔のトライアングル」冬に太りやすく痩せにくいのは、単に「動かないから」「高カロリーなものを食べるから」だけではありません。実は、冬特有の環境が私たちの体を「太りモード」にスイッチしているのです。セロトニン不足による食欲暴走冬は日照時間が短く、太陽の光を浴びる機会が激減します。すると、別名「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質セロトニンの分泌が低下します。 セロトニンには精神を安定させるだけでなく、食欲をコントロールする働きがあります。冬になると「無性に甘いものが食べたい」「炭水化物が止まらない」となるのは、脳が不足したセロトニンを補おうとして糖質を欲しているサインなのです。ビタミンD不足で代謝ダウン今回の主役であるビタミンD。これはカルシウムの吸収を助けるだけでなく、筋肉の合成や脂肪燃焼メカニズムに深く関わっています。冬は紫外線の量が減るため、体内で生成されるビタミンDが不足しがち。ビタミンDが足りないと筋肉の働きが鈍くなり、基礎代謝が低下。結果として「同じように動いても痩せない体」になってしまいます。「寒さ」による脂肪蓄積体は寒さを感じると、内臓を守ろうとして皮下脂肪を蓄えようとします。これに運動不足が重なれば、正月太りが定着するのは時間の問題です。ダイエットの救世主!「ビタミンD」の驚くべき効果ビタミンDは単なる栄養素というより、ホルモンに近い働きをするスーパー栄養素。ダイエットにおいて具体的にどんなメリットがあるのか見ていきましょう。脂肪細胞の肥大化を防ぐ近年の研究で、血中のビタミンD濃度が高い人ほど、体脂肪率が低い傾向にあることがわかっています。ビタミンDには、脂肪細胞が脂肪を溜め込むのを抑制する働きがあると考えられています。筋肉を維持し、代謝をキープ「痩せる=脂肪を減らす」ことですが、そのためには脂肪を燃やす工場である「筋肉」が不可欠。ビタミンDは筋肉の合成をサポートし、スムーズな動きを助けます。特にダイエット中は筋肉が落ちやすいので、ビタミンD濃度を保つことはリバウンド防止にも繋がります。レプチン(満腹ホルモン)の働きをサポート食欲を抑制するホルモン「レプチン」の働きを正常に保つのにも、ビタミンDが一役買っていると言われています。食事だけでは限界がある?ビタミンDの効率的な摂り方「じゃあ、ビタミンDをたくさん食べればいいのね!」と思いますよね。もちろん食事も大切ですが、それだけでは不十分なことも多いんです。食事から摂るなら「魚」と「きのこ」ビタミンDを多く含む食材は限られています。魚類サケ、サンマ、ブリ、イワシなどきのこ類キクラゲ、干ししいたけなど これらを毎食意識して摂るのは、ダイエット中のカロリー計算も含めると意外とハードルが高いもの。しかも、食事から摂取できるビタミンDの量には限界があります。人間は「光合成」できる?実は、人間が必要とするビタミンDの多くは、日光(紫外線)を浴びることで皮膚上で生成されます。つまり、私たちは植物のように、太陽の光でエネルギー(栄養)を作り出しているのです。 食事で補うのも大切ですが、最も効率的かつ自然な方法は、適度な日光浴をすることなのです。冬の太陽は弱すぎる?正しい「日光浴」のすすめ「よし、じゃあ外に出よう!」と思ったあなた。ここでもう一つ、冬ならではの落とし穴があります。日本の冬は紫外線が弱いビタミンDを作るには、紫外線の「UV-B」という波長が必要です。しかし、冬の日本(特に緯度の高い地域)では、太陽の高度が低く、地上に届くUV-Bが極端に少なくなります。 さらに、寒さで厚着をしているため、肌の露出面積は顔や手先だけ。これでは十分なビタミンDを生成するのに、夏場の何倍もの時間外にいなければなりません。ガラス越しでは意味がない「寒いから窓際で日向ぼっこ」は気持ちいいですが、ビタミンD生成には効果がありません。UV-Bは窓ガラスをほとんど通過しないからです。効率的な「太陽チャージ」の方法では、どうすればいいのでしょうか?晴れた日の昼間にウォーキングもっとも紫外線が強い正午前後を狙って、手のひらだけでも太陽にかざしながら歩きましょう。セロトニン活性化とのダブル効果が期待できます。サプリメントの活用食事が不規則な人はサプリメントで補うのも手です。マシンの活用(タンニングマシンなど)冬場でも安全かつ効率的にUV-Bを浴びる方法として、タンニングマシンなどの活用も選択肢の一つです。日焼けを目的にするだけでなく、健康管理やビタミンD生成を目的に利用する人が欧米では一般的です。短時間で全身に光を浴びられるため、冬の寒空の下で震える必要もありません。今年のダイエットは「光」を味方につけよう正月太りを解消し、理想の体型を手に入れるためには、「食事」「運動」に加えて「太陽(ビタミンD)」という視点を取り入れてみてください。朝起きたらカーテンを開けて光を浴びる(セロトニンON)ビタミンD豊富な魚やきのこを食べる意識的に日光を浴びる、またはマシン等でケアする体内時計を整え、代謝を上げ、メンタルも前向きに保つ。太陽のパワーをチャージすることは、ダイエットの成功率を上げるだけでなく、一年を健康に過ごすための最強のライフハックです。 さあ、まずは空を見上げて、深呼吸から始めてみませんか?